【猫 パパっ子】お世話を全部した夫の「パパっ子計画」が崩壊した理由

「この子は絶対、パパっ子にする!」
次男くんを迎えた時、夫はかなり気合いが入っていました。

というのも、先に我が家にいた長男くんは、かなりのママっ子。
夫としては「それなら次男くんはパパっ子に!」という
壮大な計画があったようです(笑)

しかも夫は口だけではありません。

仕事から帰れば次男くんと遊び、眠くなったら抱っこして寝かせる。
トイレ掃除もブラッシングも担当。

私も本当は子猫の次男くんに構いたくて仕方なかったのですが
この壮大な「パパっ子計画」のために我慢しました。

それなのに――。

次男くんが甘えるようになったのは、なぜか私でした(笑)

今回は、夫が本気で挑んだ「パパっ子計画」がどうして崩壊したのか
そして数年経った今の次男くんと夫の関係までお話しします。

先に言っておくと
なぜ次男くんが私に甘えるようになったのか、本当の理由は分かりません。

ただ、3匹と暮らしていると
猫との関係は、人間が「こうしよう」と決めた通りにはならないんだな
と感じることがあります。

我が家では、それを最初に教えてくれたのが次男くんでした。


▼同じ家で暮らしていても、3匹の性格や人との距離感はかなり違います。


目次

長男くんがママっ子なら、次男くんはパパっ子にしたい

次男くんを迎えた時、我が家にはすでに長男くんがいました。
長男くんは私に甘えることが多く、夫から見ても完全にママっ子。

そこで次男くんを迎えることが決まった時、夫が考えたのが
「次男くんはパパっ子にする!」という計画でした。

猫が人間の計画通りになるかどうかなんて
この時はまだ考えていません(笑)

でも、せっかく夫がやる気満々なので
私も、次男くんのことは任せようと思っていました。

もうひとつ理由があります。

新しく子猫がやってきたからといって
長男くんへの接し方を急に変えたくなかったんです。

子猫はかわいい。
私だって抱っこしたいし、一緒に遊びたい。
でも、それまで一人っ子だった長男くんの気持ちも大切にしたい。

そこで
夫は次男くん。私は長男くん。
最初はそんな感じで、それぞれの猫を意識して見ることになりました。


夫は本気だった。次男くんのお世話は全部やった

「パパっ子にする!」と言っても
名前を呼んでかわいがるだけではありません。

夫は仕事から帰ってくると、まず次男くんと遊びます。
たっぷり遊んで次男くんが眠くなったら、抱っこして寝かしつける。

トイレ掃除もする。
ブラッシングもする。
次男くんのお世話は、本当に一生懸命やっていました。

私はその間、長男くんのケアを優先。
実は私、子猫時代の次男くんを抱っこしたことがありません。

これ、今考えると自分でもすごいと思います(笑)

目の前に子猫がいるのに抱っこしない。
遊びたいけれど我慢。
次男くんのことは夫に任せる。

もちろん、まったく関わらなかったわけではありません。
同じ家で暮らしていますから、声もかけるし様子も見ます。

でも積極的に遊んだり抱っこしたりするのは夫。

私自身
「これなら本当にパパっ子になるんじゃない?」と思っていました。
夫もきっと同じだったと思います。

ところが・・・そう簡単にはいきませんでした。


夫と遊んでいた次男くんが、なぜか私のところへ来る

ある時から、少し不思議なことが起こるようになりました。

私が長男くんと遊んでいると
それまで夫と遊んでいたはずの次男くんがこちらへ来るんです。

最初は「長男くんと一緒に遊びたいんだな」と思っていました。

だから私は、次男くんを自分の方へ呼ぶこともせず
そのまま見守っていました。

私と長男くんが遊ぶ。
長男くんが私に甘える。
その様子を次男くんが近くで見ている。
そんな日が続きました。

すると、いつの間にか――。
次男くんまで私に甘えてくるようになったんです。

……あれ?
父ちゃんは?(笑)


「母ちゃん=甘える人」と思った?本当の理由は分からない

次男くんがどうして私に甘えるようになったのか。
これは、今でも分かりません。
夫より私の方が好きだったから、とも言い切れません。

まして「先住猫が甘えている人を見れば、猫はその人に甘えるようになる」
なんて話にするつもりもありません。
我が家の次男くんの場合はそうだった、というだけです。

ただ、毎日のように長男くんが私に甘える姿を見ていたので
夫婦の間では「母ちゃんは甘える人って覚えたんじゃない?(笑)」
なんて話していました。

何しろ、私は次男くんをパパっ子にするために
抱っこまで我慢していたんです。

一方の夫は、遊んで、抱っこして、寝かしつけて
トイレを掃除して、ブラッシングまでしている。

それなのに次男くんが甘えに行く先は私。
夫は「なんでや!」と、しょげていました(笑)

そして私は長男くんのケアだけでなく
しょげた夫のケアまで担当することになりました。

パパっ子計画、想定外の方向へ進みます(笑)


お世話をした量だけでは猫との関係は決まらなかった

この経験で面白かったのは
「これだけお世話をすれば、この人に一番懐くだろう」という
人間側の予想が、そのまま結果にはならなかったことです。

夫が次男くんのお世話をしていた時間が無駄だったわけではありません。
抱っこされて寝るくらいですから、嫌っていたわけでもありません。

それでも
「夫がお世話担当だから、次男くんは夫に一番甘える」とはならなかった。

猫との関係って
人間側が担当を決めただけでは決まらないんだな。
次男くんを見て、そう感じました。

だから我が家では、この一件以降
「この子は絶対に〇〇っ子にする」という考え方はしていません。

誰に甘えるのか。
誰と遊びたいのか。
誰のそばで寝たいのか。

それは猫自身に任せればいい。
今はそう思っています。


数年経った今も、次男くんが甘えるのは私

「最初だけママっ子だったけど、その後パパっ子になった」
という結末なら、夫も報われたのですが……。

残念ながら、そうはなりませんでした(笑)

数年経った今も、次男くんが甘えに来るのは基本的に私です。
抱っこしてほしい時も私。

特に好きなのが、私が水仕事をしたあとの手。
洗い物などが終わって手を拭き始めると
どこからともなく次男くんが現れます。

抱っこして、まだ少し湿った手で撫でるとご満悦。
気持ちよくなりすぎて、ヨダレが出ることもあります(笑)

子猫時代には一度も抱っこしていなかったのに。
今では立派な甘えん坊です。


「夫には懐いていない」わけではない

ここは大事なところ。
次男くんが私に甘えるからといって
夫には懐いていない、というわけではありません。

我が家では、猫たちのご飯が空になっていると
長男くんが夫に知らせに行くことがありました。

なぜか私には言いに来ません。

猫たちの中で「ご飯がない時は父ちゃんに言う」という
担当でも決まっているのでしょうか(笑)

ある日、次男くんがご飯を食べに行ったところ、器が空っぽでした。
すると近くにいた長男くんが夫のところへ。
夫がご飯を入れると、次男くんは食べ始めました。

ところが、知らせに行った長男くん本人は食べません。
そのまま寝床へ。

まるで「次男くんにご飯いれてあげてよ」と
夫に報告しに行っただけのように見えました(笑)

それからしばらくすると、次男くんもご飯がない時には
自分で夫のところへ知らせに行くようになりました。

長男くんを見て覚えたのかどうかは分かりません。

でも我が家では今も
甘えたい時は母ちゃん。
ご飯がない時は父ちゃん。

そんなふうに、それぞれとの関わり方が少し違います。


パパっ子計画は失敗。でも父ちゃんには父ちゃんの役割ができた

あれだけ頑張っていた夫ですが
「次男くんをパパっ子にする」という計画については、もう諦めています(笑)

とはいえ、我が家には長女ちゃんもいます。
長女ちゃんは私にも夫にも、自分が甘えたい時は甘えまくり。
なので私は夫に
「ほら、長女ちゃんが来てくれるからいいじゃん(笑)」と言っています。

そして我が家の3匹には、もうひとつ不思議な習性があります。

私が動き出すと
気づけば猫たちも起きて、私の周りに集まってくるんです。

そんな光景を見ながら夫に
「なんか……ごめんなさいねー(笑)」と言うと
「母ちゃんが起きるとみんなも起きる。大変ですね!」と返されます。

パパっ子計画を始めた頃に比べれば、夫もずいぶん達観しました(笑)


猫との関係は「〇〇っ子」にできるかだけじゃなかった

夫のパパっ子計画は、成功したとは言えません。
でも数年一緒に暮らしてみると
そもそも成功・失敗で考えるものでもなかったなと思います。

次男くんは私に甘えます。
でも、ご飯がない時には夫に知らせに行きます。
夫とも遊びます。

同じ家族でも、猫との関係はそれぞれ違う。
それでいいんですよね。

「自分にはあまり甘えてくれない」となると
ちょっと寂しくなる気持ちは分かります。
夫を間近で見てきましたから(笑)

でも、甘えに来る回数だけで
その人との関係すべてが決まるわけではない。

少なくとも我が家の3匹を見ていると、そう感じます。


まとめ
人間が決めた「パパっ子計画」は猫には通用しなかった

夫は、本気でした。
遊んで、抱っこして、寝かしつけて
トイレを掃除して、ブラッシングもする。

私はパパっ子計画に協力するため
子猫の次男くんを抱っこすることすら我慢しました。

これならパパっ子になる。
人間側はそう思っていたんです。

でも、結果は見事に予想外。

長男くんが私に甘える姿を毎日見ていた次男くんまで
いつの間にか私に甘えるようになりました。

なぜそうなったのか、本当の理由は分かりません。
分からないからこそ、我が家では
猫との関係は人間が決めるものではないんだなと思うようになりました。

パパっ子にならなくても
夫と次男くんの間には夫と次男くんなりの関係があります。

猫が誰にどう接するのかは、猫に任せる。
人間は、その子との関係を一緒に暮らしながら作っていけばいい。

……まあ夫としては
もうちょっと父ちゃんにも甘えてほしかったでしょうけどね(笑)


▼猫によって、甘え方も甘える相手も違います。
我が家の3匹を見て感じた「甘える人・甘えない人の違い」はこちらの記事で詳しく書いています。

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