在宅ワークを始めたら、安定して仕事が入ってくる。
……なんてことは
少なくとも私にはありませんでした(笑)
動画編集の仕事を始めたばかりの頃は、応募しても落ちる。
やっと仕事が取れても単発で終わる。
また応募する。
そして落ちる。
そんなことの繰り返し。
仕事がない期間ができるたびに
「このまま仕事が決まらなかったらどうしよう」と、かなり焦っていました。
会社員なら、基本的には会社に行けば仕事があります。
でも個人で仕事をするなら
仕事そのものを自分で取ってこなければいけない。
今考えれば当たり前なんですが
当時の私はそんなことすら分かっていませんでした(笑)
動画編集を4年経験して振り返ってみると
仕事が途切れた時期に必要だったのは
焦って何でもいいから仕事を取ることではなかったと思います。
むしろ、仕事がないからこそできることがありました。
今回は、在宅ワークで仕事が途切れた経験から
私が実際にやっていたことや、焦って失敗したことをまとめます。
在宅ワークを始めた頃は仕事が途切れてばかりだった
動画編集を始めたばかりの頃
私はクラウドソーシングで初心者向けの案件を探していました。
もちろん実績も経験もない状態で
応募しても、なかなか決まらない。
ようやく仕事をもらえても単発で終われば
またゼロから仕事探しです。
「継続案件を取れたら少しは安定するのに」と思っていましたが
その継続案件がなかなか決まりませんでした。
初めて継続につながった仕事は、超初心者向けの簡単な編集案件。
報酬は1本1,000円でした。
当時は「継続で仕事がもらえる!」
ということの方が嬉しかったんだと思います。
でも実際に続けてみると・・・やっぱりキツい。
作業時間を考えれば
とても続けられる金額ではありませんでした。
結局、その仕事はこちらからお断りしました。
そしてまた
仕事を探すところから始めることになりました。
「仕事がない!」と焦っていた頃に気づいた営業の必要性
仕事が安定しなかった頃は、とにかく焦っていました。
案件を探して、応募する。
落ちる。
また探して応募する。
また落ちる。
それを繰り返しているうちに
ようやく気づいたことがあります。
技術があるだけでは、仕事にはならない。
個人で仕事をするなら
自分で仕事を取るための「営業」も必要なんですよね。
これも今なら
「そりゃそうだろう」と思います(笑)
でも当時は、そんな簡単なことにも気づけないくらい
「応募しても決まらない」ということにもがいていました。
動画編集ができるようになれば仕事ができる。
私はどこかで、そう考えていたんだと思います。
でも実際には
「私はこんなことができます」
「この仕事なら、こういう形で役に立てます」
と相手に伝えられなければ、仕事にはつながりません。
ここに気づいてから
「仕事がない時にやること」も少しずつ変わっていきました。
仕事がない時こそ「次の仕事を取る準備」をしていた
仕事が途切れると、収入がなくなるので焦ります。
でも焦って案件一覧を眺め続けていても
急に仕事が決まるわけではありません。
そこで私は、仕事がない時間を使って
次の仕事につながりそうなものを少しずつ整えるようになりました。
ポートフォリオを見直す
まずやっていたのが、ポートフォリオの見直しです。
動画編集の仕事では、「何ができます」と文章で伝えるだけではなく
実際の制作物を見てもらうことが重要でした。
少し技術が上がったなら
以前作ったものより今の自分を見てもらった方がいい。
新しくできることが増えたなら、それも見せたい。
仕事が忙しい時には
自分のポートフォリオまでなかなか手が回りません。
だから仕事がない時は
今の自分の実力とポートフォリオにズレがないかを見直す時間にしていました。
募集内容に合わせてサンプルを作る
応募したい案件があれば
その募集内容に合わせてサンプルを作ることもありました。
「何でもできます!」と伝えるより
「あなたが求めているものに近いものを作れます」
と見せた方が、相手にも伝わりやすい。
もちろんサンプルを作ったからといって
必ず採用されるわけではありません。
それでも、ただ応募文を送るだけだった頃より
「どうしたら選んでもらえるか」を考えるようになりました。
コンペにも応募した
仕事がなかなか決まらない時期には
勇気を出してコンペにも応募しました。
採用されなければ報酬にならないので
仕事として考えると効率がいいとは言えません。
でも当時の私にとっては、自分の実力を試したり
求められているものを考えたりする経験にもなりました。
何より「実績がないから応募できない」と言っていたら
いつまでも実績は増えません。
仕事がない時期だからこそ
普段なら躊躇することにも挑戦できたと思います。
「作れる人」だけでなく「仕事を頼める人」になる準備もした
その後、After Effectsのスクールに通った時には
制作技術だけでなく営業について学ぶ授業もありました。
そこで提案書を作ったり
自分の仕事をどう伝えるかを考えたりしました。
さらに
- 自分のホームページを作る
- 名刺を作る
- 提案書を整える
- 開業届を出す
といったことも進めました。
動画を作れるようになることばかり考えていた私が
ようやく「仕事として動画制作をする準備」を始めた時期だったと思います。
仕事がないと、「もっと応募しなきゃ」と焦りがちです。
もちろん応募することも必要。
でも、自分の見せ方や提案の仕方を整えることも
次の仕事を取るための立派な準備でした。
▼未経験から最初の仕事を取るまでの流れについては、こちらの記事でも詳しく書いています。

焦って仕事を取ろうとして失敗したのは「安売り」
一方で、仕事がない焦りから失敗したこともあります。
それが、自分を安く売りすぎたこと。
仕事が欲しい。
実績も欲しい。
せっかく依頼してもらえるなら断りたくない。
そんな気持ちから
最初の頃は「何でもやります」という状態になっていました。
特に無理をしていたのが、報酬です。
初心者だから安いのは仕方ない。
実績がないから、まずは経験。
そう思って仕事を受けていました。
実際、初心者のうちは経験を積むために
低単価の仕事を選ぶこと自体が、すべて悪いとは思いません。
私もそこで覚えたことはたくさんあります。
ただし「その金額で、いつまで働くのか」は考えておいた方がいい。
私は後になって、それを痛感する出来事がありました。
昔のクライアントから「なんで?1,500円じゃないの?」
動画編集を続けるうちに、できることは増えていきました。
編集技術も上がり、仕事の内容も変わり
自分の時間単価も少しずつ上がっていきました。
そんな頃、初期に仕事をしたクライアントから
久しぶりに連絡がありました。
仕事の相談だったのですが、提示された金額がかなり低かった。
そこで私は、現在の料金や必要な作業時間
納期などについて丁寧に説明しました。
「この金額と納期で納得していただけるなら、お受けします」
という形でお伝えしたところ、返ってきたのが
「なんで?1,500円じゃないの?」
……友達か(笑)
以前そのくらいの金額で仕事を受けていたため
相手にとっては「この人は1,500円でやってくれる人」になっていたんですよね。
もちろん、その仕事はきちんとお断りしました。
この経験から、最初に安い仕事を受けること以上に怖いのは
「一度ついた自分の値段が、そのまま相手の基準になること」だと感じました。
仕事がないと焦ります。
焦ると「安くてもいいから仕事が欲しい」と思ってしまう。
でも、その仕事を受けた先に
その金額で仕事を続けられる自分がいるのか
ここまで考えることは大切だと思います。
仕事が途切れた時こそ「何を伸ばすか」を決める
仕事がない時期に、あれもこれもやろうとすると
結局どれも中途半端になります。
私自身、最初の頃は
「とにかく仕事を取らなきゃ」と応募することばかり考えていました。
でも今振り返ると、仕事が途切れた時こそ
「次はどんな仕事を取りたいのか」を考える時間にしてもよかったと思います。
同じ動画編集でも、目指す仕事によって必要なものは違います。
編集そのものを強くしたいのか。
デザインまでできるようになりたいのか。
After Effectsを使った動画制作まで広げたいのか。
それとも、技術はある程度身についているから
ポートフォリオや提案方法を見直した方がいいのか。
「仕事がないから何か勉強しよう」ではなく
次に取りたい仕事から逆算して、今やることを決める。
私の場合はAfter Effectsを学んだことで
動画編集だけでなくアニメーション制作まで仕事の幅が広がりました。
一方で、いくら技術を身につけても
それを相手に伝えられなければ仕事にはつながりません。
だから営業について学び、提案書やホームページを作ったことも
結果的には必要な準備でした。
仕事が途切れると「何も進んでいない」ような気持ちになります。
でも、次に欲しい仕事が見えていれば
そのために使う時間に変えられます。
次の仕事を取るために、今の自分に足りないものは何か。
技術なのか、実績なのか、見せ方なのか、営業なのか。
全部を一度にやる必要はありません。
ひとつ決めて、仕事が忙しくなる前に進めておく。
私にとって仕事がない時期は
そうやって次の仕事の選択肢を増やす時間でもありました。
まとめ
仕事がない時間も、次の仕事につながっている
在宅ワークで仕事が途切れると、不安になります。
特に始めたばかりの頃は
「私には無理なのかな」
「このまま仕事が取れなかったらどうしよう」
と焦ることもあると思います。
私もそうでした。
でも、仕事がない時間にできることは意外とあります。
ポートフォリオを見直す。
提案方法を考える。
応募する。
新しいスキルを身につける。
次の仕事を取るための準備をする。
もちろん、準備をした翌日に仕事が決まるとは限りません。
それでも、焦って自分を安売りして仕事をひとつ取るより
次の仕事を取りやすい自分に近づいておくことは無駄になりませんでした。
仕事がない時期は、止まっているように感じます。
でも、ずっと走り続けるだけが前進ではありません。
次にジャンプするための脚力をつける時間も
仕事を続けていくためには必要です。
もし今、仕事が途切れて焦っているなら
「とにかく何か仕事を取らなきゃ」の前に
「次の仕事を取るために、今できることは何だろう?」と考えてみてください。
仕事が忙しくなった時にはできないことを、ひとつ進めておく。
その時間が、次の仕事につながるかもしれません。

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