「猫を迎えるのは、もう3匹目だから大丈夫」
長女ちゃんを迎える時、どこかにそんな気持ちがありました。
長男くん、次男くんと子猫から育ててきて
必要なものも分かっている。
新入り猫をいきなり自由にするのではなく
まずはケージで過ごしてもらうことも決めていました。
初めて猫を迎えた時とは違い、準備は万全。
……のはずだったんです(笑)
実際に長女ちゃんを迎えてみると、兄ちゃんズはドギマギ。
長女ちゃんは初日から「出せ出せ!」とオラオラ。
さらに、迎える時から気になっていたくしゃみが続き
下痢まで始まりました。
結局、先住猫との対面以前に長女ちゃんの体調を整えることが最優先に。
そして元気になってケージから出られるようになると
今度は兄ちゃんズに突撃。
長男くんからは人生初の「シャー」。
次男くんからは人生初の「ウー」。
3匹目だから慣れているつもりだった私も
「猫を飼うことに慣れている」と「どんな猫を迎えても大丈夫」は全然違う。
そう実感しました。
今回は、長女ちゃんを迎えた初日から約1週間
我が家で実際に起きたことを振り返ります。
これから2匹目・3匹目を迎えようとしている方にとって
「新入り猫を迎えたら、すぐ仲良くなるとは限らない」という一例になればうれしいです。
3匹目のお迎えは、子猫用ケージを準備してから向かった
長男くんを迎えた時の我が家は、完全に準備ゼロでした。
出会ったその日に連れて帰ることを決めたため
閉店時間を気にしながら猫用品を一気に買い揃える大騒ぎ。
でも長女ちゃんは3匹目。
さすがに同じことはしません(笑)
お迎えに行く前に
リビングに置いてある中型ケージを子猫仕様に整えました。
ケージの中で生活できるように
- トイレ
- ごはんとお水
- ベッドやハンモック
などを準備。
この中型ケージは、長男くんを迎えた時に慌てて購入したものです。
その後は次男くんが使い、今度は長女ちゃんへ。
我が家では3匹とも、生後半年くらいまでは
夜寝る時と留守番中をこのケージで過ごしてもらいました。
子猫だけで自由にさせるのが心配だったので
安全面を考えて決めていた我が家のルールです。
長女ちゃんを迎える準備もできた。
あとは連れて帰ってくるだけ。
この時点では
「今回はちゃんと準備できてる!」と思っていました。
▼初めて長男くんを迎えた時は、猫用品すら準備していませんでした。

長女ちゃんを連れて帰ると、兄ちゃんズがドギマギ
長女ちゃんを連れて帰った時
長男くんと次男くんはいつも通りリビングで過ごしていました。
そこへ突然、見知らぬ子猫が登場。
長女ちゃんは、そのまま準備しておいた中型ケージへ。
兄ちゃんズとの初対面は、ケージ越しです。
まずは直接触れ合わず、お互いの様子を見るところから始めました。
ところが……。
緊張していたのは長女ちゃんより、完全に兄ちゃんズ(笑)
長女ちゃんはというと
「ここから出せー!」と言わんばかりに鳴いています。
新しい家に来た子猫の方が縮こまるのかと思いきや
長女ちゃんは初日からイケイケ。
一方、兄ちゃんズは遠くから
「……誰?」みたいな状態でした(笑)
長男くんは安全圏から観察、次男くんは…
同じ新入り猫を見ても、長男くんと次男くんの反応は違いました。
長男くんは少しずつ距離を縮める
最初の長男くんは、少し離れたところから長女ちゃんを観察。
すぐには近づきません。
でもしばらく見ているうちに
「どうやら、あそこからは出てこられないらしい」と分かったのか
少しずつケージへ近づいていきました。
とはいえ、長女ちゃんがケージの中から手を伸ばしても届かない距離。
絶妙な安全圏です(笑)
そこからじーっと観察を続けていました。
次男くんは怖くて姿を隠す
一方の次男くん。
こちらは最初、怖かったようで隠れてしまいました。
もともと次男くんは怖がりなところがあります。
長男くんが少しずつケージへ近づいていった頃になって
ようやく姿を見せるようになりました。
そして最終的には兄ちゃんズ2匹でケージを囲み
クンクン。ツンツン。
中にいる長女ちゃんを確認。
長女ちゃんはというと――。
ずっとオラオラです(笑)
この時点ですでに
「この子、兄ちゃんズとはタイプが違うかもしれない……」
という予感はありました。
▼同じ家で暮らしていても、3匹の性格はかなり違います。

実はお迎えした時から、長女ちゃんの体調が気になっていた
兄ちゃんズとの対面とは別に
もうひとつ気になっていたことがありました。
長女ちゃんの体調です。
お迎えする時から、少しくしゃみをしていました。
声もなんだかガラガラ。
気になったので、お店の方にも体調について確認しました。
その時点では問題ないという話でしたが
「心配なら、お店の方で獣医師に診てもらって、くしゃみが治ってからお迎えにしますか?」
という選択肢も提示してもらいました。
でも当時の私は
「それなら自分で病院に連れて行きます」と
そのまま長女ちゃんを連れて帰ることを選びました。
ところが家に来てからも、やっぱりくしゃみをします。
さらに初日から下痢。
翌日、動物病院へ連れて行くと風邪とのことでした。
そこで問題になったのが
先住猫である長男くんと次男くんです。
一緒に遊ばせて兄ちゃんズまで体調を崩したら困ります。
そのため長女ちゃんの体調が落ち着くまでは
自由に一緒に遊ばせることができませんでした。
今なら「元気になってから迎える」選択をすると思う
これは、今振り返ると少し後悔しているところです。
もちろん当時も
「体調が悪くてもいい」と思っていたわけではありません。
自分で病院へ連れて行けば大丈夫だと思っていました。
でも、お店から新しい家へ移動するだけでも
長女ちゃんにとっては大きな環境の変化だったはずです。
知らない家。
知らない人。
知らない猫が2匹。
そこへ体調不良まで重なりました。
だったら、せめて体調が整うまで待ってから迎えてもよかったんじゃないか。
今ならそう思います。
「今日からうちの子!」と決めたら
早く一緒に帰りたくなる気持ちはすごく分かります。
私自身がそうでしたから。
でも、迎えると決めた日と
実際に家へ連れて帰る日は同じじゃなくてもいい。
ちなみに長女ちゃんの風邪は少し長引きました。
やっと元気になった頃にも、声はカッスカス(笑)
獣医師からは、子猫の頃の風邪が長引いた影響かな、という話もありました。
そして現在も――。
しっかりダミ声です(笑)
今となっては長女ちゃんらしさのひとつ。
でも体調については
当時もう少し慎重になってもよかったと思っています。
初日の夜、兄ちゃんズを寝室へ連れて行ったら……
長女ちゃんは体調も良くなかったため
初日の夜はリビングの中型ケージで寝てもらいました。
長男くんと次男くんは、いつも通り寝室へ。
これでそれぞれ落ち着いて寝られるかな。
……と思ったんですが。
寝られません(笑)
兄ちゃんズは、リビングにいる長女ちゃんが気になって仕方ない。
「扉を開けろ」と騒ぎます。
一方、リビングからは長女ちゃんのダミ声。
兄ちゃんズも気になる。
長女ちゃんも兄ちゃんズが気になる。
人間も全員が気になる(笑)
結局、翌日からは
兄ちゃんズにもリビングで過ごしてもらうことにしました。
長女ちゃんはケージ。
兄ちゃんズはその周りを自由に動ける。
そんな生活です。
その後、長女ちゃんの避妊手術を終えた頃から
我が家は現在のように夜は寝室で一緒に寝る生活になりました。
風邪が治ってケージから出すと、今度は長女ちゃんが兄を襲う
長女ちゃんの体調が落ち着き
ようやくケージの外で兄ちゃんズと一緒に過ごせるようになった頃。
ここから「さあ、仲良くなれるかな?」となるところですが……。
長女ちゃん。
兄ちゃんズを襲います(笑)
小さな妹を迎えたら、お兄ちゃんたちが興味津々で追いかけ回す。
そんな展開も想像していました。
我が家は逆でした。
妹が兄を追う。
そして長男くんは――。人生初の「シャー!」
次男くんも――。人生初の「ウー……」
長男くんも次男くんも
それまで我が家ではほとんど見せなかった反応です。
それを長女ちゃんが次々と引き出していきます(笑)
私は今でも
「なーんでお兄ちゃんを襲うの!」と1日に何回言っているか分かりません。
ちなみに、これは子猫時代だけの話ではありません。
現在も見られる我が家の日常です(笑)
それでも約1週間で「本気のケンカにはならなそう」と感じた
もちろん最初は「この3匹、大丈夫かな?」と心配しました。
シャーも出る。
ウーも出る。
長女ちゃんは兄ちゃんズに突撃する。
でも様子を見ていると、少しずつ変化もありました。
1週間くらい経つ頃には
- 近くでくつろぐ
- 近くで寝る
- 近い場所でごはんを食べる
といった姿が見られるようになりました。
兄ちゃんズが本気を出せば
当時まだ小さかった長女ちゃんに一方的にやられることもなかったと思います。
でも本気のケンカに発展する様子はない。
だから私たちも
「この3匹なら一緒に暮らしていけそう」と思えるようになりました。
「もう家族として完全に仲良し!」と感じたわけではありません。
私の感覚では『家族』とまではいかなくても
『同じ家に住む仲間』くらいには認識が上がったのかな?という感じ。
猫同士が本当はどう思っていたのかは分かりません。
でも少なくとも
初日のドギマギした空気とは明らかに変わっていました。
「先住猫だから」「新入り猫だから」だけでは反応は決まらなかった
3匹目を迎える前の私は
長男くんと次男くんを育てた経験がありました。
だから猫のお世話そのものには慣れていました。
ごはんもトイレも分かる。
子猫が危なくないようにする方法も、理解できている。
必要なものも準備できる。
でも、長女ちゃんを迎えて分かったことがあります。
私は「猫を飼うこと」には慣れていても
「だからどんな猫でも大丈夫」ではなかったんです。
長男くんと次男くんがこうだったから、長女ちゃんも同じ。
そんなわけがないんですよね。
初対面からオラオラな長女ちゃん。
遠くから慎重に観察する長男くん。
怖くて一旦隠れる次男くん。
同じ家で同じ人間と暮らしていても、3匹とも反応は違いました。
3匹目だからこそ
「前の子はこうだった」を基準にしすぎない方がいいと実感しました。
新入り猫を迎えて、我が家が最初に意識したこと
長女ちゃんを迎えた経験から
我が家で「やっておいてよかった」と思うこともあります。
ひとつは、最初から直接対面させず、ケージ越しにしたこと。
長男くんも次男くんも、まずは自分から距離を取って観察できました。
もうひとつは、長女ちゃんが来たからといって
兄ちゃんズとの普段の関わりを急に変えなかったこと。
どうしても新入りの子猫に目が向きます。
でも、それまで一緒に暮らしてきた長男くんと次男くんも同じ家にいます。
我が家では、新入り猫だけに意識が集中しないように気をつけました。
そして何より
「早く3匹で仲良くしてほしい」と急がなかったこと。
体調不良で予定通りに対面できない。
ケージから出したらシャーとウー。
そんな状態でも、数日で答えを出す必要はありませんでした。
1週間ほど経つと
同じ空間でそれぞれくつろぐ姿が見られるようになったからです。
最初の反応だけを見て
「相性が悪い!」と決めなくてよかったと思っています。
▼現在も3匹への接し方で意識していることはこちらにまとめています。

まとめ
3匹目でも、新入り猫との暮らしは初めてだった
長女ちゃんは、我が家にとって3匹目の猫です。
だから私は、猫を迎えることにも少し慣れているつもりでした。
実際、長男くんを迎えた時とは違います。
ケージも準備した。
子猫が安全に過ごせる場所も作った。
先住猫との初対面もケージ越しにした。
それでも、予定通りにはいきませんでした。
お迎え時から気になっていたくしゃみとガラガラ声。
家に来てから続いた下痢。
兄ちゃんズへの感染が心配で、体調が落ち着くまでは一緒に遊ばせられない。
やっと遊べるようになったと思ったら
今度は長女ちゃんが兄ちゃんズに突撃。
長男くん人生初の「シャー」。
次男くん人生初の「ウー」。
それでも約1週間後には
近くで寝たり、ごはんを食べたりするようになりました。
猫を何匹育てても、新しく迎えるその子との生活は初めてなんですよね。
「3匹目だから大丈夫」ではなく
「この子はどんな子なんだろう?」と、その子自身を見る。
長女ちゃんを迎えた最初の1週間で
私はそれを改めて教えてもらいました。
そして現在。
兄ちゃんズに突撃する長女ちゃんを見ながら
「なーんでお兄ちゃんを襲うの!」と言っている私がいます。
……あの頃から根本的なところは、あんまり変わってないのかもしれません(笑)

コメント