「どうして私は、仕事が長く続かないんだろう?」
これまで何度も転職してきた私は
40代になってそんなことを考えるようになりました。
アルバイトや業務委託なども含めれば、転職回数は30回くらい。
なかなかの転職歴です(笑)
でも、そんな私にも長く続いた仕事があります。
それが、動物に関わる仕事でした。
ペットショップから始まり、その後は動物病院へ。
動物看護師として働いた期間は約4年。
関連する仕事まで含めれば、動物に関わる仕事は約6年半続きました。
では、なぜこの仕事だけは続いたのか。
改めて振り返ってみると、単純に
「動物が好きだったから」だけではありませんでした。
反対に、好きだったからこそ頑張りすぎてしまい
今は同じ働き方を選ばないという結論にもなっています。
今回は、転職を繰り返してきた私が「長く続いた仕事」を振り返って気づいた
自分に合う仕事を探す時に考えたいことをまとめます。
転職を繰り返した私にも長く続いた仕事があった
私は生まれた時から、動物が身近にいる環境で育ちました。
これまで一緒に暮らしてきたのは
- 猫
- 犬
- ウサギ
- フクロモモンガ
- ハムスター
- 亀
など。
姉はフェレット、父はハリネズミまで飼っていたことがあります。
改めて考えると、なかなかの動物一家(笑)
私にとって動物は
「癒やされる・かわいい」というだけの存在ではありませんでした。
動物がいること自体が、普通の生活。
そんな環境で育ちました。
それでも若い頃から動物関係の仕事をしていたわけではありません。
いろいろな仕事をしては辞めて、気づけば25歳。
そんな時、求人誌で見つけたのがペットショップの求人でした。
25歳で初めて「本当にやってみたい仕事」を選んだ
当時の私は化粧品の製造ラインで働いていました。
毎日が退屈でした。
そんな時に見つけたペットショップの求人。
昔から動物が好きだった私には、ものすごく魅力的に見えました。
「やってみたい」そう思って応募しました。
実際に働いてみると、楽しいことばかりではありません。
生き物を扱う仕事です。
かわいい動物たちに囲まれているだけではありませんでした。
それでも私は
休みの日に様子を見に行ったり
空いた時間に通信教材で動物のことを勉強したり
仕事が終わればクタクタなのに、ずっと動物三昧。
今までの仕事とは明らかに違いました。
大変なのに、辞めたいと思わなかったんです。
長く続いた理由①
「もっと知りたい」と自然に思えた
ペットショップで働き始めてから
私は動物についてもっと知りたいと思うようになりました。
誰かに「勉強しなさい」と言われたわけではありません。
仕事に必要だから仕方なく勉強していたわけでもありません。
自分から知りたかった。
これが、今までの仕事との大きな違いでした。
知らないことを覚える。
覚えたことが仕事で役に立つ。
もっと知りたくなる。
この繰り返し。
私は「努力すること」が得意だったわけではなく
努力したくなる対象に初めて出会ったのかもしれません。
長く続いた理由②
仕事に「意味」を感じていた
ペットショップで働いているうちに
もっと深く動物に関わりたい。
もっと知識を身につけたい。
そんな気持ちが強くなりました。
そこで次に目指したのが、動物病院で働くことでした。
当時27歳。
未経験。
専門学校にも通っていません。
簡単には採用されませんでした。
それでも動物病院専門の求人を探して
ようやく実習の機会をくれた病院がありました。
そこから動物看護師として働くようになります。
動物病院の仕事は、ペットショップ以上に大変でした。
元気になって帰っていく子ばかりではありません。
治療をしても回復しない子。
最期の瞬間に立ち会うこと。
泣いている飼い主さんと向き合うこと。
つらいこともたくさんありました。
それでも私は
「今日も頑張ろう」と思えていました。
なぜなら、自分がやっている仕事に意味を感じていたからです。
動物のためになる。
飼い主さんの力になれる。
それが私にとって
仕事を続ける大きな理由になっていました。
長く続いた理由③
大変でも「嫌な疲れ」だけではなかった
仕事が終われば、もちろん疲れます。
動物病院で働いていた頃なんて、本当にクタクタでした。
でも今振り返ると
同じ「疲れた」でも、続かなかった仕事とは少し違いました。
「今日も嫌だった」だけではなく
「今日も大変だった。でも頑張った」という感覚があったんです。
これは私にとって結構大きな違いでした。
楽な仕事だから続いたわけではありません。
むしろ、かなり大変な仕事でした。
それでも、自分がやっていることに納得できていた。
だから続けられたのだと思います。
でも「好きな仕事なら続けられる」とも限らなかった
ここまで読むと
「じゃあ、好きなことを仕事にすればいいんだ」と思うかもしれません。
でも、私はそうとも思っていません。
なぜなら、私が動物関係の仕事を辞めた理由にも
「動物が好き」という気持ちが関係していたから。
好きだから頑張れる。
困っている動物がいたら放っておけない。
自分が休むより、そちらを優先してしまう。
その結果、当時の私はかなり無茶な働き方をしていました。
3か月まともに休まなかった時期もありました。
朝から深夜まで職場にいることもありました。
今考えれば
いや、働きすぎでしょ(笑)です。
20代の私は、それでも走れてしまいました。
でも今の私が同じ働き方をしたら、長く続けるのは難しいと思います。
ここでようやく気づきました。
好きな仕事=自分に合う働き方、ではない。
好きだから頑張れる。
でも、好きだから頑張りすぎることもある。
長く続けるには、「好き」だけでは足りなかったんです。
仕事を長く続けるために必要だったのは
「好き」と「無理なく続けられる」の両方
転職を繰り返した仕事。
長く続いた動物関係の仕事。
両方を比べてみると
私がこれから仕事を選ぶ時に大切にしたい条件が見えてきました。
① 興味を持てること
毎日「どうでもいい」と思いながら働く仕事は
私には続きにくい。
ものすごく好きでなくてもいいけれど
「もっと知りたい」
「ちょっと面白い」
と思えるものがあること。
これは私にとって大事です。
② 自分なりに意味を感じられること
誰かの役に立つ。
何かを作る。
結果が見える。
自分なりに「この仕事をやる意味がある」と思えることも
仕事を続ける力になります。
③ 頑張りすぎなくても続けられること
そして40代になった今、一番大切にしたいのがこれです。
若い頃の私は
「好きだから頑張れる仕事」を選びました。
これからは
「好き・興味がある」+「無理なく続けられる」仕事を探したい。
どれだけ好きでも
自分の生活が壊れる働き方では続きません。
仕事だけで人生が終わるのではなく
自分の生活も守れること。
今の私には、それも立派な「仕事を続けるための条件」です。
仕事が続かない人は「続いた仕事」も振り返ってみる
仕事が続かないと悩んでいる時って、どうしても
「なぜ辞めた?」
「何がダメだった?」と
続かなかった仕事ばかり振り返ってしまいます。
もちろん、それも大切です。
私自身、転職を繰り返してきた理由を振り返ったことで
自分が避けた方がいい働き方が少しずつ見えてきました。
▼仕事が続かなかった理由については、こちらの記事で詳しく振り返っています。

でも同じくらい
「じゃあ、比較的続いた仕事はなぜ続いた?」を考えてみるのもおすすめです。
例えば
- 仕事内容が好きだった
- 人間関係がラクだった
- 一人で作業できた
- 勤務時間が自分に合っていた
- 得意なことを活かせた
- 成果が分かりやすかった
- 生活とのバランスが取りやすかった
など。
「辞めた理由」からは避けたい条件が分かる。
「続いた理由」からは欲しい条件が分かる。
両方を見ることで
自分に合う仕事の輪郭が少しずつ見えてきます。
40代の今は「何の仕事をするか」だけで選ばなくなった
動物の仕事は、今でも良いなと思います。
動物に関わっていた頃の経験は、私にとって大切なものです。
でも今「もう一度、動物病院で働きたい?」と聞かれたら
私は選ばないと思います。
今の私が大切にしたい生活が、20代の頃とは変わったからです。
今は、自宅で働きたい。
できれば一人で完結できる仕事がいい。
そして何より
今一緒に暮らしている猫たちとの時間を大切にしたい。
だから私は現在、在宅でできる仕事を探しています。
昔のように
「この仕事が好きだから全部頑張る!」ではなく
「自分の生活を守りながら続けられる仕事は何だろう?」と考えるようになりました。
▼実際に在宅ワークを経験して分かった、向いている人・向いていない人についてはこちら。

「好きな仕事」が分からなくても大丈夫
私の場合は、たまたま動物という分かりやすい「好き」がありました。
でも「そんなに好きなものなんてない」という人もいると思います。
それなら無理に
「好きなことを仕事にしなきゃ」と考えなくてもいいと思っています。
「嫌じゃない」
「比較的ラクにできる」
「人より少し得意」
「この働き方なら生活がラク」
そんな条件から探してもいい。
私自身
今は「大好きな仕事」を探しているわけではありません。
探しているのは
自分が無理せず続けられて、自分の生活も守れる働き方。
40代になった今は、それで十分だと思っています。
▼40代・未経験から在宅ワークを探し始めた時に私がやったことはこちらにまとめています。

まとめ|
続かなかった理由と「続いた理由」の両方が仕事選びのヒントになる
転職を30回くらい繰り返してきた私にも、長く続いた仕事がありました。
動物に関わる仕事です。
振り返ってみると、続いた理由は、動物が好きだったから。
それだけではありませんでした。
もっと知りたいと思えた。
自分の仕事に意味を感じられた。
大変でも「頑張りたい」と思えた。
そういうものがあったから、私は続けられたのだと思います。
でも同時に、好きだったからこそ頑張りすぎました。
だから今は「好きだから頑張れる」だけではなく
「無理なく続けられるか」まで考える。
これが、私の仕事選びの基準になっています。
もし「仕事が続かない」と悩んでいるなら
辞めた仕事だけではなく、これまで比較的長く続いた仕事も思い出してみてください。
そして「なぜ、あの仕事は続いたんだろう?」と考えてみる。
そこに、次の仕事を選ぶヒントが隠れているかもしれません。
転職した経験も。
続いた経験も。
どちらも、これから自分に合う働き方を探すための材料にできます。
40代からの仕事探しは、ゼロから自分を探すのではなく
今までの自分から答えを拾っていけばいい。
私は今、そんなふうに考えています。

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