在宅ワークなら
家で自分のペースで働ける。
通勤もないし、人間関係にも振り回されにくい。
そんな働き方ができたらいいなと思って
私は40代から在宅ワークを始めました。
そして実際に動画編集の仕事を始め、少しずつ収入も増えていきました。
でも、順調だったかというと全然そんなことはありません(笑)
怪しい職場を1日で辞めたり。
低単価の仕事で時間がなくなったり。
頼まれた仕事を断れなかったり。
分からないことが起きるたびに
「え?これどうすんの?」と一人であたふたしたり。
そして最終的には仕事を詰め込みすぎて
ほとんどベッドで寝られない生活にまでなりました。
今振り返って、一番失敗したと思うことはひとつ。
余白のない仕事の仕方を、体を壊すところまで続けてしまったことです。
この記事では、40代未経験から在宅ワークを始めた私が実際にハマった失敗と
「今ならこうする」と思うことをまとめます。
これから在宅ワークを始める人に
同じところでつまずかないためのひとつの参考になればうれしいです。
失敗①「在宅なら何でもいい」で仕事を選んだ
在宅ワークを探し始めた頃の私は
「とにかく家で働ければいい」という気持ちが強くありました。
仕事内容より「在宅」という条件を優先して
求人を探していたんです。
そして見つけた仕事のひとつが、研修初日から
「あれ……?」と違和感を覚える仕事でした。
求人内容からで受けた印象と、実際に働いてみた印象が違う。
どんどん不安になり、結局私は1日で辞めました。
詳しい経緯はこちらの記事に書いています。

この経験から思うのは
「在宅で働ける」と「自分が続けられる仕事」は別物だということ。
在宅という条件は、今でも私にとってかなり重要です。
でも、それだけで仕事を決めるのはやめました。
仕事内容、報酬、働き方、契約内容。
そして、自分が感じた違和感。
「せっかく見つけた在宅ワークだから」と無理やり納得しないことも
仕事選びでは大切だと思っています。
失敗② 低単価の仕事で時間を埋めてしまった
動画編集を始めた頃
最初に報酬をもらった仕事は500円のテスト案件でした。
その後に取れた継続案件も、1本1,000〜1,500円ほど。
当時は実績も経験もありません。
だから「仕事をもらえるだけありがたい!」と思っていました。
でも初心者なので、編集にも時間がかかります。
一生懸命やっても収入は増えない。
本数を増やせば、今度は時間がなくなる。
「これ、めいっぱい仕事しても生活できないし、時間までなくなるぞ」と思い
その継続案件は1か月ほどで辞退しました。
でも「低単価案件を受けたこと」は失敗だと思っていない
動画編集の世界では
「あまりにも低単価な案件は受けるべきではない」という話もあります。
実際に経験した私も
ずっと低単価案件だけを続けるのはおすすめしません。
でも、初心者だった私が低単価案件を受けたこと自体は
失敗だったとは思っていません。
実績も経験もない頃の私にとっては
「動画を編集する練習」だけではなく
クライアントワークの練習にもなったからです。
低単価案件は編集者の入れ替わりが多いこともあって
私が経験した案件では細かな指示書が用意されていました。
テロップはこうする。
ここではこの素材を使う。
この場合はこう処理する。
誰が担当しても同じような動画になるように
細かくマニュアル化されていたんです。
そして実際の仕事では
自分が好きなように編集するのではなく
クライアントの指示通りに作ることが求められます。
指示書を読んで、その通りに編集する。
分からなければ確認する。
修正指示が来たら対応する。
この経験は、その後の仕事でも役に立ちました。
だから問題だったのは
低単価案件を受けたことではなく
低単価案件だけで時間を埋めそうになったこと。
初心者として経験を積む場所と、収入を作る場所は
ずっと同じでなくてもいい。
これは実際にやってみたからこそ分かったことです。
▼動画編集を始めてから収入がどう変わっていったのかは、こちらの記事で詳しく書いています。

失敗③ 「分からない」を解決するだけで何時間も使った
動画編集を仕事にし始めた頃は、トラブルが起こるたびに大騒ぎでした。
「え?これどうすんの?」
「なんでこうなったの?」
「さっきまで普通にできてたじゃん!」
でも、一人で仕事をしているので隣に聞ける人はいません。
当時は今ほど検索にも慣れていなかったので
答えになかなかたどり着けない。
結果、編集している時間より、解決方法を調べている時間の方が長い。
そんなこともありました(笑)
今ならエラー内容や起きている現象から検索ワードを考えたり
似た事例を探したりできます。
でも最初は
何を検索すれば答えが出てくるのかすら分かりませんでした。
在宅ワークを始める前は
「仕事に必要なのは動画編集のスキル」だと思っていました。
実際に一人で仕事をしてみると、それだけではありませんでした。
分からないことを自分で調べて、解決方法を探す力も仕事の一部。
最初から何でも知っている必要はありません。
むしろ私は今でも
「できること全部を覚えておかなきゃ」とは思っていません。
どんなことができるのかを知っていて、必要になったら調べられる。
それでも仕事はできます。
だから初心者だった頃の私に言えるなら
「分からないことが出てくるのは普通。検索するのも練習だぞ」と言いたいです(笑)
失敗④ 頼まれた仕事を断れなかった
これは、動画編集をしていた間ずっと苦手でした。
自分に仕事の相談をしてくれた。
それだけで、うれしかったんです。
「私に頼もうと思ってくれたんだ」と思うと断れない。
同時に
「ここで断ったら、もう次は声をかけてもらえないんじゃないか」
という怖さもありました。
そしてもうひとつ。
編集者として「できません」と言いたくなかった。
これも大きかったと思います。
だから相談された仕事は、できるだけ引き受けていました。
でも仕事は、受けた瞬間には終わりません。
制作する時間が必要です。
修正が入るかもしれない。
クライアントとの連絡もある。
複数の案件を同時に進めれば
それぞれの納期も管理しなければなりません。
それでも私は
「できるか?」ではなく
「どうにかしてやる」を繰り返していました。
その結果が、次の失敗につながります。
失敗⑤ 余白がなくなっても仕事を止めなかった
これが、私の在宅ワーク4年間で一番大きな失敗です。
仕事が増え、収入も増えました。
自分で動画を編集するだけではなく
ディレクションもするようになりました。
他の編集者とのやり取り。
動画チェック。
クライアントとの打ち合わせ。
外注先との連絡。
それでも、相談された仕事をなかなか断れませんでした。
そして最終的に
1日10〜20時間ほど仕事をする生活になりました。
編集して。
30分だけ仮眠して。
また編集して。
打ち合わせして。
また30分寝る。
ほとんどベッドでは寝ず
PCの前で椅子を倒して気絶するように眠る生活。
それでも
「今だけだから」
「この仕事が終われば」
「もうちょっと頑張れば」
と続けました。
結局、体が限界になって仕事を整理するまで約3か月。
ここまで来てようやく
「私、この働き方できないわ」と認めました。
もっと早く認めろよ、という話なんですけどね(笑)
失敗は全部「余白がなくなること」につながっていた
改めて振り返ってみると、私の失敗はバラバラに見えて
かなりつながっています。
低単価の仕事で時間を埋める。
分からないことを調べるだけで何時間もかかる。
頼まれた仕事を断れない。
仕事が増えても止まらない。
すると当然、余白がなくなります。
そして余白がなくなると
次の一歩を考える時間までなくなる。
これは、収入が少なかった頃も
逆に仕事が増えすぎた頃も同じでした。
低単価案件で1日が埋まっていれば、次の仕事を探せません。
勉強する時間もありません。
高単価案件を探す時間もありません。
一方、仕事が増えすぎれば
今度は休む時間や生活する時間がなくなります。
私の場合
稼げないときも余白がない。
稼げるようになっても余白がない。
見事なまでに両極端でした(笑)
40代未経験から在宅ワークを始めた私が、今なら変えること
もし今の私が、もう一度ゼロから在宅ワークを始めるなら
最初から高単価案件だけを狙うことはしないと思います。
初心者なら、経験を積むための仕事も必要です。
分からないことを何時間もかけて調べる時期だって
きっと通ります。
失敗しないことを目指すというより
同じ場所に居続けないことを意識します。
低単価案件でクライアントワークを覚えたら
次へ進む。
編集スピードが上がったら
その空いた時間を全部仕事で埋めず、勉強や営業にも使う。
仕事を相談されたら
「できるか」だけではなく「今の自分に受ける余裕があるか」も考える。
そして休む時間も
仕事を続けるために必要な時間として最初から確保する。
当時の私は
空いている時間=仕事を入れられる時間
だと思っていたのかもしれません。
でも今なら
空いている時間=次へ進むために使える余白
とも考えます。
この違いは、かなり大きいと思っています。
まとめ
在宅ワークで一番失敗したのは「余白」をなくしたこと
40代未経験から在宅ワークを始めて、私はいろいろやらかしました。
「在宅なら何でもいい」と仕事を選んだ。
低単価案件で時間を埋めそうになった。
分からないことが起きるたびに、一人で何時間も調べた。
仕事を頼まれると嬉しくて断れなかった。
そして最後は
仕事以外の時間がほとんどなくなるところまで行きました。
でも、500円の仕事を受けたことも
分からなくて何時間も調べたことも
それ自体を後悔しているわけではありません。
経験したから覚えたことも、たくさんあります。
私が一番失敗したと思うのは
余白がなくなっていることに気づいていたのに
それでも止まらなかったこと。
在宅ワークは、自宅で働けます。
だからこそ、やろうと思えばいつでも、いつまでも仕事ができます。
私のようにゼロか100かになりがちな人は、特に要注意です(笑)
仕事を増やすためにも。
スキルを身につけるためにも。
そして長く働き続けるためにも。
仕事を入れない余白も、仕事を続けるために必要なもの。
4年間在宅で働いてきた今は、そう思っています。

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