多頭飼いについて調べていると、よく目にするのが
「先住猫を優先する」という言葉。
新しい猫を迎えたら、先住猫を先に可愛がる。
ご飯も先住猫から。
声をかけるのも先住猫から。
私も2匹目、3匹目を迎える中で
この「先住猫優先」はかなり意識してきました。
でも現在、我が家には3匹の猫がいます。
長男くん、次男くん、長女ちゃん。
3匹それぞれ性格も違えば、甘えたいタイミングも違う。
そんな生活を続けていると
「これ、何でも先住猫を優先するのは無理じゃない?」
と思う場面も増えてきました。
先住猫を大切にしたい。
でも、新入り猫だって甘えたい。
じゃあ、どこまで「先住猫優先」を意識すればいいのか。
今回は、我が家が3匹暮らしになるまでの経験と
現在どんなふうに3匹と接しているのかをお話しします。
2匹目を迎えたときは「先住猫優先」をかなり意識した
我が家で最初に暮らしていたのは長男くん。
そこへ2匹目として次男くんがやってきました。
このときは、かなりスムーズだったと思います。
もともと長男くんは、かなりの母ちゃん大好きっ子。
そこで次男くんを迎えるとき
我が家ではひそかに「次男くんパパっ子計画」が発動していました(笑)
名前の通り、次男くんには旦那さんを大好きになってもらおうという計画です。
この計画がその後どうなったのかは、こちらで詳しく書いています。

旦那さんが次男くんを担当し、私はこれまで通り長男くんを担当。
新入りの次男くんが来たからといって
私と長男くんの過ごし方を大きく変えないようにしました。
これは今振り返っても、長男くんには合っていた気がします。
もし私まで「仔猫かわいいー!」と次男くんばかり構って
それまでの長男くんのルーティンを崩していたら……。
今とは違う関係になっていたかもしれません。
幸い長男くん自身も
「なんか小さいモフモフが来た」くらいの感じだったのか
次男くんとは順調に仲良くなりました。
2匹暮らしのスタートは、想像していたより平和でした。
3匹目を迎えて「先住猫優先」が一気に難しくなった
状況が変わったのは、長女ちゃんを迎えたときです。
長女ちゃんは我が家に来て早々、風邪と下痢で病院通い。
トイレのたびに毛についた汚れを洗わなければならないこともあり
どうしても長女ちゃんに手がかかりました。
そこで増えてしまったのが
「ちょっと待ってねー」という私の言葉。
長女ちゃんのお世話をしていて「ちょっと待ってねー」
トイレの後始末をしていて「ちょっと待ってねー」
そして、ふと顔を上げると……。
ガラス越しに長男くんがこっちを見ている(笑)
長男くんの嫉妬深さが、ここで爆発しました。
しかも長女ちゃんは、かなりグイグイ来るタイプ。
自分から前へ出て甘えられる子なので、放っておいても存在感があります。
一方で、長男くんと次男くんはそうではありません。
ここで初めて「3匹まとめて考えたらダメなんだ」と思うようになりました。
それからは、それぞれを個別に見ることを意識しています。
特に我が家で大事にしているのが
「寂しそうだと感じたら即フォロー」です。
3匹目を迎えてからは「誰が先住猫か」だけではなく
そのときその子がどうしているのかを見ることが増えました。
全部を「先住猫から」にしようとしたら、うまくいかなかった
とはいえ最初は、できるだけ先住猫を優先しようとしていました。
でも3匹の性格が分かってくると、これがなかなか難しい。
たとえば、長男くんを優先して抱っこしようとします。
すると「私も!私も!」と長女ちゃんがやってくる。
結果、長男くんが嫌になって逃げる。
「じゃあ先に長女ちゃんを抱っこして満足してもらえば
あとで長男くんとゆっくりできるのでは?」
そう思って順番を変えてみると、今度は長男くんが拗ねる。
……うまくいかない(笑)
次男くんは、またタイプが違います。
次男くんは甘えたいときだけ自分から来るスタイル。
それ以外のタイミングで抱っこしようとすると拒否されます。
だから自分から来てくれたときは
「よしよし、甘えたいのね」と抱っこしてあげたい。
でも、ふと見ると長男くんがこっちを見ている。
「これ、先に長男くんを撫でておいたほうがいいかな……」
そう思って長男くんのところへ行き、戻ってきたら
次男くん、ふて寝。
もうね。
1人対3匹なんだから無理なんですよ(笑)
誰かを立てれば誰かが立たず。
全員の要求を、毎回きれいに加入順で叶えるなんてできません。
ここでようやく私は
「先住猫優先」という言葉に縛られすぎなくなりました。
ただ、順番にこだわらなくなったからといって
「3匹まとめて構っていればいい」と思っているわけではありません。
それぞれと1対1になる時間については、こちらの記事で詳しく書いています。

今は「我が家のルール」と「来たもの順」で暮らしている
現在も、我が家には加入した順番を守っていることがあります。
たとえば、
挨拶・声掛け・おやつは、長男くん→次男くん→長女ちゃん。
これは今でも変えていません。
猫の世界にも順番みたいなものがあるのかな、と
想像しながら始めた我が家のルールです。
特に長女ちゃんには
「我が家はこの順番ですよー」と分かってもらえたらいいな
くらいの気持ちで続けています(笑)
ただし、それ以外はかなり柔軟になりました。
甘えに来た。
抱っこしてほしそう。
構ってほしそう。
そんなときは、基本的に来たもの順です。
誰かと触れ合っている最中に別の子が来たら
「待ってね、次ね」と声をかける。
それは長男くんでも、次男くんでも、長女ちゃんでも同じです。
「先住猫だから絶対に先」ではなくなりました。
3匹と暮らしていると、順番を完璧に守ることよりも
それぞれの様子を見て対応するほうが我が家には合っていると感じています。
「先住猫優先」は、順番だけの話じゃないのかもしれない
新しい猫を迎えると、どうしても新入り猫に手がかかります。
特に仔猫なら、ご飯やトイレのお世話だけでなく
危ないことをしていないか気になることも多い。
我が家の場合は長女ちゃんの病院通いまで重なりました。
飼い主としては必要なお世話をしているだけ。
でも先住猫からしたら、それまで自分に向いていた飼い主の時間が
減ったように感じることもあるんじゃないかな、と私は思っています。
長女ちゃんを迎えたときの長男くんを見ていると、特にそう感じました。
だから私が大事だと思うのは
新入り猫を迎えたからといって、先住猫を邪険にしないこと。
毎回必ず一番最初に抱っこする。
何があっても先に撫でる。
そういう「順番」だけではなく
「あなたのこともちゃんと見てるよ」と普段通り声をかけたり、触れ合ったりすること。
我が家では、そちらのほうを大切にしています。
まとめ
先住猫優先に縛られすぎなくてもいい
2匹目の次男くんを迎えたとき
私は長男くんとのいつもの生活をなるべく変えないようにしました。
3匹目の長女ちゃんを迎えたときは、思うようにはいきませんでした。
長女ちゃんには手がかかる。
長男くんは拗ねる。
次男くんには次男くんの甘えたいタイミングがある。
全員を毎回きれいに先住順で対応しようとすると
1人対3匹では無理でした(笑)
だから今の我が家では、挨拶や声掛け、おやつには順番を残しつつ
それ以外はそのときの3匹の様子を見ながら対応しています。
そして3匹と暮らしてきた今、私が一番大事なんじゃないかなと思っているのが
それまでに積み重ねてきた「信頼関係の貯金」です。
これはあくまで我が家の3匹を見てきた私の感覚ですが
普段からたくさん声をかけて、スキンシップを取って
「母ちゃんはちゃんと自分を見てくれている」という貯金ができていれば
順番が少しくらい前後しても
それだけで関係が崩れてしまうものではないのかもしれません。
もちろん猫によって性格は違います。
長男くんのように嫉妬深い子もいれば
次男くんのように自分のタイミングで甘えたい子もいる。
だから「先住猫優先」という言葉だけを守ろうとするより
目の前の先住猫がどう感じていそうかを見ることのほうが大切なのかな
と私は思っています。
新入り猫のお世話で忙しくなっても、ときどき先住猫の顔を見てみる。
もしガラス越しにじーっとこちらを見ていたら……。
即フォロー案件です(笑)

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