猫をもう1匹迎えたい。
そう思った時に
やっぱり気になるのが先住猫との相性だと思います。
「仲良くなってくれるかな?」
「ケンカばかりになったらどうしよう」
「相性が悪かったら、一緒には暮らせない?」
我が家には現在、猫が3匹います。
長男くん、次男くん、長女ちゃん。
同じ家で暮らしている3匹ですが
猫同士の関係は見事なくらいバラバラです。
仲良しの組み合わせもあれば
片方が近づくだけで警戒する組み合わせもある。
追いかけたり、逃げたり、たまに舐めてあげたり。
毎日見ていると
「猫同士の相性って、仲良し・仲悪しの二択じゃないんだな」と思います。
多頭飼いを始める前は
私も「みんな仲良くなってくれたらいいな」と思っていました。
でも3匹と暮らして分かったのは
多頭飼いで目指したいのは、全員が仲良しになることではなく
それぞれが無理なく同じ家で暮らせること。
今回は、我が家の3匹のリアルな関係を紹介しながら
猫同士の相性を見る時に気をつけていることや
多頭飼いで暮らしやすい環境を作るために意識していることをまとめます。
猫の多頭飼いで「相性」が気になるのは当然
猫を多頭飼いする時
「先住猫と新入り猫の相性は大丈夫かな?」と心配になる人は多いと思います。
私もそうでした。
猫にはそれぞれ性格があります。
人懐っこい子。
ひとりで過ごすのが好きな子。
遊ぶのが大好きな子。
ちょっと怖がりな子。
猫同士で積極的に関わりたい子もいれば
一定の距離を保っていたい子もいます。
さらに年齢や運動量、これまでの生活環境なども違います。
だから「猫同士、一緒に暮らせば仲良くできる」とは限りません。
そして厄介なのが
実際に一緒に暮らしてみるまで分からない部分もあること。
我が家も、2匹目までは比較的スムーズでした。
だから3匹目も「まあ、なんとかなるでしょう」くらいに思っていたところがあります。
……なんとかなったけど
……思っていた「なんとかなる」とはちょっと違いました(笑)
我が家の猫3匹は、組み合わせによって相性が全然違う
3匹で暮らしていると面白いのが
同じ猫でも「誰と一緒にいるか」で関係性が変わること。
我が家の場合はこんな感じです。
長男くん × 次男くん|基本的には仲良し
長男くんと次男くんは、基本的に仲良しです。
一緒に過ごすこともできるし、長男くんは次男くんのことが好き。
ただし、ときどき……
長男くんの愛情が爆発します。
好きすぎるあまり、次男くんに噛みついてしまうことがあります(笑)
次男くんからしたら
「いや、愛情表現が強いのよ」という感じでしょうか。
それでも普段の様子を見ている限り
この2匹については大きな心配をしていません。
猫同士にも「距離が近い関係」があるんだなと感じます。

長男くん × 長女ちゃん|長男くんは常に警戒中
問題はこちら。
長女ちゃんは長男くんを襲います。
そのため長男くんは、長女ちゃんが近くに来ただけで警戒。
「来るなよ?」
「絶対来るなよ?」
みたいな空気を出しています。
そしてだいたい……
長女ちゃんは来ます(笑)
確実にきます(笑)
長女ちゃんが仕掛けて、長男くんが逃げたり怒ったり。
長男くんにとっては、あまり落ち着かない相手だと思います。
でも最近、ちょっとした変化も出てきました。
長男くんが長女ちゃんを舐めてあげることがあるんです。
もちろん
「ついに仲良しになった!」とまでは思っていません。
相変わらず警戒もしています。
それでも以前よりは
同じ家で暮らす相手として少しずつ関係が変化しているのかな、と感じています。

次男くん × 長女ちゃん|やられっぱなしから反撃するように
次男くんも長女ちゃんに襲われます。
我が家の長女ちゃん、強いんです(笑)
以前は次男くんがやられることが多かったのですが
最近は次男くんも戦うようになってきました。
といっても
今のところ本気のケンカというよりは、じゃれ合いに近い様子。
どちらかが一方的に追い詰められたり
ヒートアップして止まらなくなったりすることはありません。
なので私たちは
怪我をしないように様子を見ながら見守っています。
こうして書いてみると
次男くん、猫からモテるんですよね(笑)
長男くんからは愛情が爆発され。
長女ちゃんからは絡まれ。
本人がどう思っているのかは分かりませんが
我が家の猫関係の中心には次男くんがいる気がします。

猫同士の相性は「仲良し・仲悪し」だけでは判断できない
3匹を見ていて思うのは
猫同士の関係を「仲良し」と「仲悪し」の
二択で考えない方がいいということです。
長男くんと次男くんのように距離が近い関係もある。
長男くんと長女ちゃんのように警戒しながらも
ときどき舐めてあげる関係もある。
次男くんと長女ちゃんのように
追いかけたり戦ったりしながら一緒に暮らしている関係もある。
そして、その関係はずっと同じとも限りません。
長女ちゃんを迎えた当初と今では
3匹それぞれの距離感も少しずつ変わってきました。
だから私は、一場面だけを見て
「ケンカした!相性が悪い!」
「舐めてる!仲良し!」
と決めつけないようにしています。
大切なのは、普段の生活全体を見て
その猫が安心して暮らせているかどうか。
そこを見るようになりました。
猫の多頭飼いでは「ケンカ」と「じゃれ合い」の様子を見る
多頭飼いをしていると
追いかけっこや取っ組み合いを見ることがあります。
我が家でもあります。
特に最近の次男くんと長女ちゃん。
バタバタ走る。
飛びかかる。
戦う。
文字だけにすると、ものすごく仲が悪そうです(笑)
でも、すぐに離れたり、お互いにまた近づいたりしていて
今のところ一方的に追い詰めるような状態ではありません。
だから私たちは止めずに見守ることもあります。
反対に
- 一方だけが執拗に追いかけられている
- 逃げても逃げても追われる
- 隠れて出てこなくなる
- 食事やトイレなど普段の生活に影響が出る
- 怪我をするほど攻撃する
こんな変化があれば
「猫同士だから放っておけばいい」とは考えないようにしています。
多頭飼いでは、ケンカを完全になくすことよりも
一方の猫だけが我慢し続けていないかを見ることが大事だと思っています。
我が家で実際に起きた多頭飼いならではの困りごとと
その時どう対応したかは、こちらの記事にもまとめています。

猫同士の相性が心配な時こそ「逃げられる場所」を作る
猫同士の関係を見ていて、我が家で特に大事だと思っているのが
距離を取りたい時に、ちゃんと離れられること。
たとえば長男くん。
長女ちゃんが近づいてくるだけで警戒することがあります。
そんな長男くんに
「家族なんだから仲良くしなさい」なんて言っても無理です。
猫ですから(笑)
だから、仲良くさせることより
「嫌なら離れられる環境」を作る方が大切。
高い場所。
別の部屋。
ひとりで休める場所。
猫同士がずっと同じ空間にいなくてもいいようにしています。
多頭飼いだからといって
いつでも3匹一緒にいる必要はありません。
むしろ、それぞれが好きな場所で好きなように過ごせることが
結果的に同じ家で暮らしやすくするのだと思います。
多頭飼いではトイレや食事も「取り合わなくていい環境」にする
相性だけでなく、生活に必要なものをどう配置するかも大切です。
トイレ。
ごはん。
水。
寝る場所。
爪とぎ。
お気に入りの場所。
これらがひとつしかなく
「そこに行くには苦手な猫の前を通らないといけない」となれば
それだけでもストレスになる可能性があります。
我が家では猫トイレも複数設置しています。
多頭飼いになるほど
「みんなで仲良く使ってね」ではなく
「別々に使っても困らない」くらいの環境を作る方が安心だと感じています。
3匹暮らしで実際にどうトイレ環境を作っているかについては
こちらの記事もどうぞ。

多頭飼いを始める前に考えておきたいのは「相性が悪かった場合」
2匹目、3匹目を迎える時
「仲良くなってほしい」と思うのは当然です。
私もそうでした。
でも今なら
「仲良くならなかった場合でも暮らせるか?」を先に考えます。
部屋を分けられるか。
それぞれが逃げられる場所を作れるか。
トイレや食事場所を増やせるか。
猫同士の様子を見ながら環境を変えられるか。
もし関係がうまくいかなかった時に
飼い主側が調整できる余地があるかどうか。
ここは結構大事です。
多頭飼いは「猫をもう1匹迎える」だけではなく
猫同士の関係も含めて暮らしを作り直すこと
なんだと、3匹になってから実感しました。
飼い主がいない時間の猫同士も考えておく
もうひとつ、多頭飼いで忘れたくないのが人間が家にいない時。
飼い主がいる時なら
「ちょっとヒートアップしてきたな」
「今日は長男くんが嫌そうだな」
と様子を見ることができます。
でも留守番中はできません。
特に猫同士の関係に不安がある時期は
「3匹だけにして大丈夫?」という問題も出てきます。
我が家でも、3匹だけになる時間については
普段の関係性を見ながら環境を整えるようにしています。
猫だけで過ごす時間に我が家が気をつけていることはこちらで詳しくまとめています。

また、猫の留守番全般については、こちらの記事でもまとめています。

3匹と暮らして分かった、多頭飼いで大切にしたいこと
3匹と暮らしている我が家が
多頭飼いで大切にしていることをまとめると
- 全員を無理に仲良くさせようとしない
- 猫同士の関係は組み合わせごとに見る
- 一場面だけで「相性が悪い」と決めつけない
- 一方の猫だけが我慢していないかを見る
- 嫌な時に逃げられる場所を作る
- トイレや食事などの資源を取り合わなくていい環境にする
- 飼い主がいない時間の安全も考える
こんな感じです。
こうして見ると、多頭飼いで大切なのは
「相性のいい猫を当てること」だけではないんですよね。
実際に暮らし始めたあと
それぞれの関係を見ながら飼い主が環境を調整していく。
我が家では、その方がずっと重要でした。
まとめ
多頭飼いは「全員仲良し」じゃなくてもいい
長男くんと次男くんは仲良し。
ただし長男くん、たまに愛情が爆発します(笑)
長男くんは長女ちゃんが近づくと警戒。
それでも最近は、長女ちゃんを舐めてあげることもあります。
次男くんは長女ちゃんにやられっぱなしだったのが
最近は自分から戦うようになってきました。
3匹それぞれ。
関係もそれぞれ。
我が家は決して
「3匹いつでも仲良し♡」という多頭飼いではありません。
でも、それでいいと思っています。
同じ部屋にいてもいい。
離れて過ごしてもいい。
遊びたい時は遊ぶ。
嫌なら逃げる。
それぞれが自分の距離を選びながら
同じ家で安心して暮らせる。
3匹と暮らしてきた今
私が多頭飼いで目指しているのはそんな状態です。
これから2匹目、3匹目を迎えようとしている人も
「仲良くなってくれるかな?」だけではなく
「もし仲良くならなくても、それぞれが快適に暮らせる環境を作れるかな?」
まで考えてみてほしいと思います。
猫同士の相性は、飼い主にも完全にはコントロールできません。
でも、それぞれの猫が安心して暮らせる環境は
私たち飼い主が作ってあげられます。
全員仲良しじゃなくても大丈夫。
それぞれが「ここなら安心」と思える家にすること。
3匹と暮らしている我が家では、それを一番大切にしています。

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