「転職回数が多いと、やっぱり不利なのかな」
求人を見ながら、そんなことを考えたことはありませんか?
私はあります。
というより、私は自他ともに認めるくらい転職回数が多いです(笑)
ひとつの会社で長く働いてきた人を見ると
「ちゃんと続けられてすごいな」と今でも思います。
履歴書を書くたびに職歴欄がどんどん長くなる自分と比べて
転職回数の多さをマイナスに感じたこともありました。
でも40代になり
いろいろな仕事を経験してきた今は少し考え方が変わっています。
転職回数が多いこと自体に目を向けるのではなく、その経験から
「自分は何ができるのか」
「どんな環境なら働けるのか」
が分かっていることは、ひとつの強みになる。
そう思うようになりました。
この記事では、転職を繰り返してきた私自身の経験から
- 転職回数が多いことで身についたこと
- バラバラに見える職歴の活かし方
- 転職経験から「自分に合う仕事」を見つける方法
- 転職回数に自信が持てないときの考え方
についてお話しします。
「また転職してしまった」
「私には何も積み上がっていない気がする」
そんなふうに感じている人に
これまでの経験を見直すきっかけになればうれしいです。
転職回数が多いことを「失敗」だと思っていた
転職回数が増えてくると、どうしても気になるのが
「なんで私は仕事が続けられないの?」ということ。
私自身、転職回数が多すぎて
同じ会社で何年も働いている人を見ると、本当に尊敬します。
継続できることは、間違いなくひとつの強みです。
だからといって、転職を繰り返した人に何も残っていないかというと
そんなこともありませんでした。
職場が変わるたびに
新しい仕事を覚える。
新しい人間関係に入る。
その職場独自のルールを覚える。
そして「ここは自分には合わなかった」と判断して、また次へ進む。
振り返ってみると、私は同じ場所で積み上げる経験は少ない代わりに
何度もゼロから環境に適応する経験をしてきたんですよね。
それに気づいてから、転職歴の見え方が少し変わりました。
転職回数が多いからこそ身についた4つの強み
もちろん、転職回数が多ければ自動的に能力が高くなるわけではありません。
ただ、いろいろな職場を経験したからこそ
身につきやすい力はあると思っています。
①新しい環境に入ることへの抵抗が少なくなる
転職すると、毎回ほぼゼロからのスタートです。
仕事内容だけでなく
「誰に聞けばいいのか」
「この職場では何を優先するのか」
「どんなやり方で仕事が進んでいるのか」
まで覚えなければいけません。
これを何度も経験していると、新しい環境に入ったときに
「まず何を把握すればいいか」を考える癖がつきます。
私も転職を重ねるうちに、とりあえず周りを見て
その職場のルールや仕事の流れをつかむことが以前より早くなりました。
環境が変わること自体への怖さも
昔よりかなり小さくなったと思います。
これは転職だけでなく、新しい仕事に挑戦するときにも役立っています。
②「合わなかった」で終わらず原因を考えられる
転職した経験は、すべてが成功だったわけではありません。
むしろ
「これは向いてなかったな」
「この環境はしんどかった」
という経験もたくさんあります(笑)
でも、失敗したからこそ分かることがあります。
たとえば
「仕事内容そのものが嫌だったのか」
「人間関係がつらかったのか」
「勤務時間が合わなかったのか」
「会社の雰囲気が合わなかったのか」
同じ「仕事が嫌だった」でも、原因はまったく違います。
ここを分解して考えると
次の仕事を選ぶときの条件が少しずつ見えてきます。
私の場合も、いろいろな仕事を経験したことで
「何ができるか」以上に「どんな働き方なら続けられそうか」
が分かるようになってきました。

③バラバラだった経験が別の仕事で役立つことがある
職歴だけを見ると、まったくつながっていないように見える仕事でも
そこで身につけた力までバラバラとは限りません。
たとえば
✅接客を経験したなら、人の話を聞いたり相手に合わせて説明したりする力。
✅事務を経験したなら、スケジュールや情報を整理する力。
✅現場仕事を経験したなら、状況を見ながら動く力。
ひとつの仕事で身につけたものが、別の仕事で意外なほど役立つことがあります。
私自身も転職を重ねてきた中で、後になって
「あのとき覚えたこと、ここで使えるじゃん」と思ったことは何度もありました。
職歴だけを見ると点に見えても
経験まで含めて振り返ると、意外と線でつながっているものです。
④「自分に合わない条件」が具体的になる
これは、私が転職を繰り返して一番大きかったと思うことです。
若い頃は
「自分に向いている仕事って何だろう?」と考えていました。
でも今は、向いている仕事を一発で当てるより
「これは無理」を知ることも大事だと思っています。
私の場合、いろいろな職場を経験するうちに
人間関係によるストレスがかなり大きいことに気づきました。
仕事内容だけなら頑張れても、人間関係で消耗すると続かない。
逆に、自分で考えて進められる仕事や
一人で完結できる作業は比較的やりやすい。
そんな自分の傾向が分かってきたからこそ
今は在宅でできる働き方を探しています。

転職回数が多い人は「何をしてきたか」を棚卸ししてみる
もし今「転職ばかりで何も身についていない」と思っているなら
一度これまでの仕事を棚卸ししてみるのがおすすめです。
難しい自己分析をする必要はありません。
過去の仕事ごとに
①できるようになったこと
②嫌だったこと
③意外と苦にならなかったこと
④人から褒められたこと
⑤次の仕事では避けたいこと
を書き出してみます。
「接客業を半年で辞めた」だけを見ると
「続かなかった」という事実しか残りません。
でも
「初対面の人と話すことはできた」
「クレーム対応はかなり疲れた」
「商品説明は意外と好きだった」
「同時に何人も対応する環境は苦手だった」
まで分解すると、立派な仕事選びの材料になります。
大事なのは「何年続いたか」だけで過去の仕事を評価しないこと。
短期間だったとしても
そこで得た経験までゼロになるわけではありません。
転職経験は「次の仕事を選ぶ条件」に変えられる
棚卸しをしたら、次は経験を仕事選びの条件に変えてみます。
私なら
「人間関係のストレスが大きい環境は避けたい」
「できれば一人で進められる仕事がいい」
「猫と過ごす時間を守りたい」
「自宅でできる仕事がいい」
といった条件が出てきます。
若い頃なら
「そんな条件ばっかり言ってたら仕事なんてないよ」
と思っていたかもしれません。
でも、合わない環境に入ってまた辞めることを繰り返すくらいなら
最初から自分が続けやすい条件を知っておいた方がいい。
全部の希望を満たす仕事はなくても
「絶対に譲れない条件」と「妥協できる条件」を分けておくだけで
仕事は選びやすくなります。
転職回数が多い人ほど
過去の経験という「判断材料」はたくさん持っています。
それを次の仕事選びに使わないのは、ちょっともったいないです。
転職回数の多さを無理に「強み」にしなくてもいい
ここまで「転職経験から得られる強み」について書いてきましたが
ひとつ伝えておきたいことがあります。
私は「転職回数が多い人ほど優秀!」と言いたいわけではありません。
長く働くことでしか身につかない経験もありますし
転職回数の多さが採用で気にされることだってあるでしょう。
大切なのは、回数を肯定することではなく
「その経験をこれからどう使うか。」だと思っています。
「人間関係がつらくて辞めた」なら
「私はどんな人間関係なら働きやすいのか?」
「仕事が合わなくて辞めた」なら
「何が合わなかったのか?」
「何度も転職してしまった」なら
「共通して辞めたくなる原因はなかったか?」
ここまで考えられれば
過去の転職は次の仕事を選ぶためのデータになります。
在宅ワークでも過去の経験は意外と使える
私は現在、自分に合う働き方として在宅ワークを探しています。
在宅ワークというと
「特別なスキルがある人の仕事」に見えるかもしれません。
でも実際に求人を見たり仕事を探したりしていると
これまで普通にやってきたことが役立つ場面もあります。
人とやり取りしてきた経験。
パソコンを使った経験。
スケジュールを管理した経験。
分からないことを調べた経験。
締切に合わせて仕事を進めた経験。
転職を繰り返して職種がバラバラでも
こうした力は次の仕事にも持っていけます。
そして未経験の仕事を始めるときも
過去に何度も「初めての職場」を経験してきたことは
少なくとも私にとっては無駄ではありませんでした。

ただし、在宅なら何でもラクというわけでもありません。
実際に探してみて分かった「在宅ワークならではの落とし穴」もあります。

まとめ
転職回数より「これからどう選ぶか」が大切
過去の転職回数は変えられません。
私の職歴も、今さら短くはなりません(笑)
でも、これまでの経験をどう見るかと、次の仕事をどう選ぶかは変えられます。
転職回数が多いなら、一度だけでも
「私は仕事が続かない」ではなく
「これまでの仕事で何が分かった?」と考えてみてください。
すると
「これはできる」
「これは苦手」
「この環境では続かない」
「こういう働き方なら頑張れそう」
という、自分なりの仕事選びの基準が見えてくるかもしれません。
遠回りしたからこそ分かったことがあるなら
それは次の選択に使える経験です。
私もまだ「これが正解!」という働き方にたどり着いたわけではありません。
それでも、これまで何度も「違った」を経験したからこそ
昔よりは自分に合う働き方が分かるようになりました。
もし今、転職回数の多さに自信をなくしているなら。
次の仕事を探す前に
一度だけこれまでの職歴を振り返ってみてください。
次の仕事を選ぶヒントは
失敗したと思っていた過去の中にもちゃんと残っています。

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